強いトラウマを持っていると「目の前にある豊かさ」を受け取りにくい

「子どもの頃のトラウマ」が大人に与える影響。
様々な側面があります。

分かりやすいのは、不安感や恐怖心が強かったり、人から変な影響を受けやすかったりすることでしょう。

でも意外と影響が大きいものは
『「目の前にある豊かさ」を受け取りにくい』
ことです。

強いトラウマがあると、本人の意識は無意識のうちに過去(過去の出来事)に引っ張り続けられています。

また不安や恐怖心が強いので、過去の事を悔んだり、未来を心配することに自分のエネルギーを使ってしまいがち。

その結果、「今」に意識を合わせことが難しくなってしまうのです。

そうすると、
「自分の目の前にある豊かさ」
も受け取りにくくなってしまう。

毎日の生活の中に当たり前にある豊かさ。

それは食事かもしれません。

大満足とはいかないかもしれませんが、それでも意外と豊かな食生活を送っているかも。

湯舟につかったり、シャワーを浴びる。
その時の心地良さかもしれません。

一人で過ごす、ちょっとした時間なのかもしれません。


「自分の目の前にある豊かさ」
を受け取れないと…。

人がうらやむようなもの、状態を得たとしても、結局どこか満足できなくなります。

一時的に喜びがあったとしても、心の底にある「欠乏感」「枯渇感」は変わらないからです。

心の痛みを埋めるために、
何かを追い求めて続けることになりかねません。


逆に言うと、
「欠乏感」「枯渇感」の原因となっているトラウマを減らす。
そうすることで、目の前の状況は全く同じでも、豊かさを受け取りやすくなるのです。

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