昨日ある対話会に参加しました。
「戦争を無くす世界的なリーダー」を育成する学校を作った人の話しです。
対象者は戦争で周りの多くの人々が殺害されたり、難民生活を余技なくされた悲惨な原体験をもつ青少年。
なぜツライ原体験を持った人をリーダーにするのか?
世界を動かしてきたのは先進国。
しかし先進国の人間は「普段、戦争が身近でない人」であり、実際には「世界から戦争が無くならなくても困らない人」。
つまり「本気で戦争を無くす必要の無い人」だそうです。
言われてみると確かにそうですね。
だからこそ、戦争がなくならないと本当に困る人たち。
悲痛な原体験を通じて、戦争を無くし、平和な世の中をつくることに並々ならぬ意欲を持っている人をリーダーにするそうです。
ツライ原体験は深いトラウマを生み、その後の人生にネガティブな影響を与えてしまうことも少なくありません。
しかしその大変な体験がその方自身にとって、またその方が関わる人々にとっての大きな恵みになることもあります。
幼少期に親子関係の中で受けたツライ体験もまさに同じ。
一見ネガティブに思える過去が恵みに変わることがあるのです。
「戦争を防ぐ」といった世界的な課題解決も、実は普段私が接しているアダルトチルドレンの世界ととても繋がっている感じがしました。