父親へのセッション

今年1月に始まった父親への連続セッション。
全20回の内、15回目が終了しました。

こんな身近な人にセッションをやるのは初めてですが、提供するもの・受け取って頂くことなどを明記した契約書を交わすこと、
またちゃんとお金を頂くことで、セッションの時は普通にクライアントとして接しています。

私にとって父親はアダルトチルドレンの形成に深くかかわった人(当然ですが(笑))
そしてその父親にも親(祖父・祖母)との関係性があり、負の体験で傷づいた事がたくさんあった。

そして傷ついた心がついうずいて、幼少期の息子(私)にあたることも有った。
「アダルトチルドレンの世代間連鎖」の構造が改めて見えました。

父親はもともと多くを語る人ではありませんし、セッションの際に言葉が出ないことも多い。
ただトラウマ解消のヒーリングも行っているので、状態の改善は着実に進んでいるように思います。

本人は「変化は分からない・・」と言っていますが(笑)
感情、精神的な安定感が増している感じです。

母親からは「父さんが最近ハンサムになった」と言われました(笑)

いつも落ち着きが無くイライラしていた父親が少し落ち着いてきたのだと思います。

精神状態の変化は悪化した時は認識しやすく、状態が良くなった時には意外とその事を認識しにくい面があります。

悪化した時はツラさに直面するため右往左往しても、良くなった時は「そんなにヒドかった??」と忘れてしまったり(笑)

また良い変化を本人が受け取れないこともあります。
ツラくてミジメでも、そんな自分がセルフイメージ(自分とはこういうものというイメージ)になっていたり、
自己否定が強いために、状態が良くなった自分を現実のものとして受取りにくいこともあります。

「(ツラさのない)気持ちが楽な自分なんて、自分じゃない!!」
そんな感じです(笑)

下手すると無意識の内に元に戻ろうとしてしまうこともあります。
ツラくてミジメでも、それが慣れた世界だったからです。

だからこそ、回復を支援する際は無意識に起こしてしまう元に戻ろうとする力も含めケアする必要が有ります。

これは単発セッションだけではフォローしきれない。
セッションを連続して行う大きなメリットはここにあります。

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