少し前の話ですが・・、実の父親に対する連続セッションが終了しました。
やっていることは普段クライアントさんへ接するのと特に変わりません。
そのため、父親自身や父親の生きざまを随分客観的に見やすくなった気がします。
両親との心理的なわだかまりや幼少期の傷ついた体験、満たされなかった想いが強ければ強いほど、親を一人の人として冷静に見ることが難しくなってしまいます。
私自身、トラウマ解消が進む前までは、両親に会う度にお互い感情的になって言い争いになったり、逆に全く接触を断って疎遠になることを繰り返していました。
両親を目の前にすると、見えない心の傷が叫びをあげるような感覚になったこともありました。
積もり積もった悲しみの感情が出たり、「なぜ自分の痛みを分かってくれないんだ!」と怒りの感情が出たり・・。
でもそんな対面では疲れるばかりで、何も進まない。
感情的にからまった状態では、とても相手のことを冷静に見れない。
これでは関係の改善は難しいですね。
相手に対して反応的になってしまう要因は色々ありますが、癒えていない心の傷の存在は非常に大きい。
やはりトラウマを減らした方が両親と向き合いやすいことを、今回セッションを通じて改めて感じました。
*関連投稿
「父親へのセッション」
https://ac-recovery-lab.com/?p=3066
「父親のトラウマを癒す「お金を支払う/頂く意義」
https://ac-recovery-lab.com/?p=2807