親からの過剰な支配を受けた人は、「支配者ー被支配者」の関係にはまりやすい

親から過剰に支配を受けた人は、「支配者ー被支配者」の関係にはまりやすくなります。

友人関係、仕事での上司・部下の関係、異性との関係などにおいて、相手と自分の立場が違ったとしても、お互いが「対等」である関係を非常に持ちにくい。
(「対等」という概念さえ浮かばない場合もあります。)

そして潜在的な不安や恐れなどから、極端な「支配する側」&「支配される側」の関係に振れやすくなってしまうのです。

「支配される側」の立ち位置にハマった場合
・相手のいいなりになってしまい、都合良く使われてしまう。
・相手の悪いところを認めらず、何か問題が起これば常に自分の方が足りない、悪いと考えてしまう。
・自己否定と疲労が強く、ますます何かに依存的になってしまう。  など

「支配する側」の立ち位置にハマった場合
・相手に対する言動が傲慢になり、自分を見失いがちになる。
・ストレス解消の一つとして相手を攻撃することで、自分自身が直面している課題への対処が疎かになる
・人間関係の破綻(離婚など)、パワハラなどの問題が表れ、自分の立場が危うくなる  など

職場でのいじめ、パワハラ、過労死、DV(配偶者間の暴力)などの問題の背景には、当事者が育った家庭での親子関係が影響していることが、大半ではないかと思います。

一般的にアダルトチルドレンは被害者になりやすいように思われがちですが、実は加害者になりやすいリスクも持っています。

アダルトチルドレンからの回復はその両方のリスクを減らし、生きづらさを軽減することにつながるのです。

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