葛藤や心配を「言える場」は「癒える場」

先日初めてがん患者の「患者会」に参加してみました。

同じ病気の患者・経験者が集まって、治療に関して学んだり、自分の想いや体験話したりする場です。

アダルトチルドレンの自助グループと似たところがあり、運営上の課題も似たものがあると思いました。

「患者会」の参加者にはいろんな人がいました。

以前から参加しているような「常連らしい人」
周りの様子をそっとうかがう「初参加の人」

進行役から話しを振られなくても「自分から勝手にしゃべる人」
進行役から話しを振られても「今一つ自分から話せない人」

まさに様々。

発言の内容や他者への影響度にもよりますが…

特定の人に発言が偏りすぎると、参加者の間に大きな行き違いや不満が生まれやすい。

「聞きたくもない話しを延々聞かされた感」(笑)
「自分が話したいのになかなか話せない苛立ち。」
「自分が場に馴染めていないような疎外感」
などが生まれやすい。

アダルトチルドレン(AC)は子どもの頃、親との間で信頼・安心できる人間関係がなかった人です。

人一倍、ちょっとしキッカケで疎外感や「場に馴染めない感」、苛立ちや悲しみを感じやすいことも多い。


ACが集まる場を作るときは、「場づくり」「進行の流れづくり」が特に大事なこと、改めて感じさせられました。

そのためには少人数でやる方が、場や進行も作りやすいし、何よりも一人一人の状態に気が配りやすい。


私はがん治療・手術の経験者として、現在も食事のとり方など様々な悩みを持っています。

そういった事を話せる場があるのはとても有難い。
今回も参加して、気持ちがだいぶ楽になりました。

『葛藤や心配を安心して「言える場」は「癒える場」になる』

参加者の一人として、
私はそう感じました。

自分が開催するシェアカフェやセッションも、是非そんな場で在りたいと思います。

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