先日、「アダルトチルドレン」と「失敗体験」をテーマに別のサイトに寄稿した記事をアップしました。
それがキッカケで色々思い出してきたことがあります。
昔の自分がいかに
『「人から怒られる」ことが怖くて、自分をすり減らしていたか。』
ということです。
随分前、私は通信会社で営業をしていました。
担当企業から依頼される多量の申し込みをこなす窓口のような仕事でした。
当時の担当企業は業績がとても良く、全国で事業所の拡大があったため、かなり忙しかったのです。
次々と届く申し込み書類。
事務手続きと社内調整に追われる毎日。
自分の仕事が滞ってくると、顧客・社内の両方から催促やクレームが入るようになります。
「早く回答ください。」
「あの書類まだ届いていません。どうなってます?」
など
そしてその催促やクレーム。
小さなものであっても、私はとても過敏になっていました。
「また不機嫌にさせたらどうしよう」
「また怒らせたらどうしよう」
って感じです。
毎朝会社に行ってパソコンを開ける時、ドキドキしていました。
「催促やクレームのメールが入っているんじゃないか」
って。
どこからか私宛の電話が入った時もそうです。
電話をとる前に
「何か悪いことが起こったかも?」
「相手からのクレームじゃないか?」
とビクビクしていました。
当時の私は、
「人から怒られる」ことが怖くて
自分をすり減らしていましたのです。
目の前の仕事に自分のエネルギーを注げず、「怒られることを怖がる」ことに多くのエネルギーを使っていたのです。
その結果、自分は疲弊し、仕事ははかどらない。
悪循環に陥っていました。
「人から怒られること」を過剰に恐れる。
今思うと、その要因は父親との関わりにありました。
父親はとても気が短く、家の中で思い通りにならないことがあると、すぐに家族を怒鳴りつけていた。
何かやるのに手間取っていると
「何やってんだ! グズグズするな!」
「急げ急げ!」
と急き立てる。
別に急ぐ必要の無い時でもそうでした。
そして私はそう急き立てられるのが、嫌だったし、悲しかった。
物心ついた時からそれをずっと聞かされてきた私。
一種のトラウマになっていたのです。。
大人になって、仕事で人から次々催促されるような環境に置かれた時。
そのトラウマが反応して、目の前のことに集中できなかったり、疲弊していたのです。
*アダルトチルドレンは「失敗」に囚われやすく、「失敗体験」を活かしにくい
https://www.ichigojyutsu.com/adult-children/captive/